アルフィオーレ代表の目黒さんはイタリアで料理を勉強し、宮城県仙台市に創作イタリア料理のレストラン「アルフィオーレ」を経営する料理人でした。
アルフィオーレとはイタリア語で「一輪の花」という意味です。花を見ると素直に綺麗だと思う豊かな気持ちと喜びを感じずにはいられない、人を魅了する一輪の花が、やがてタネをこぼし、たくさんの花を咲かせ、さらに多くの人を幸せにするという願いの込められた名前です。
目黒さんは2015年に未知なるものの創造に挑むためにレストランを閉め、アルフィオーレの価値観と信念はそのままに、宮城県川崎町に多様な生き物がすんでいる自然豊かな環境で農と食を軸に集まるコミュニティづくりを始めました。
その活動の一環として生まれたワイナリーでは、「生きている土壌」を大切にし、多種多様な微生物の環境バランスを整えた健康な土壌で美味しく健全に育てたブドウと、信頼できるブドウ農家が生食用につくっている安全なブドウのみを仕入れて独自のワインづくりをしています。
選果はブドウにストレスがかからないように樹上で行い、機械や高度な設備に頼らない温度管理、野生酵母のみでの発酵、添加剤無添加、とワインづくりの全工程にこだわりを持って行っています。
ひと粒蒔いた花のタネがやがては花畑となるように、子孫を残し、育み、自らは絶えるという生命の営みの循環が繰り返される。
アルフィオーレは、そんな生命の力強さを感じさせるワインを作っています。