ドメーヌ・ジェシオームは、1850年にジェシオーム家によって作られました。スコットランドで最も裕福な名家、マレー家が財産を築きドメーヌを買い取る2007年までは、伝統的なブルゴーニュドメーヌでしたが、マレー家の手に渡ったその時から新しい時代が始まったのです。

新しいオーナーはこのビティ/ビニコールを変えていきました。2015年に当時25歳だったウィリアム・ウォーターキーン氏がブドウ園とワイン作りの責任者に任命され、2016年よりビオロジック農法への転換が始まります。2019年には有機ワイン醸造の認証を受けました。

さらに、2017年よりバイオダイナミックへの転換が始まりました。ワイン製造方法も変わり、アルコール発酵中に糖分を補完することもせず、亜硫酸塩もワインの熟成中には使用していません。亜硫酸塩は瓶詰めの時に少量だけ添加します。

野心的、かつ繊細な作り手によって、セラーはよく整備され、設備も近代的で実用的に改造されています。

2021年2月、ウォーターキーン氏はTrophées Jeunes Talents 2020 du GJPV Bourgogne(若くて才能ある醸造家に贈られる賞)を受賞。その1週間後にはイギリスのワイン雑誌「デキャンタ―」からTop 10 Producers to Watch in Burgundy(ブルゴーニュで注目すべき醸造家トップ10)の1人に選出されました。

参照: The GJPV Young Talents Trophies

ドメーヌ・ジェシオームのワイン