奈良県で初めてワイン用のぶどう栽培を始めた木谷一登さん。
現在、2ヘクタールのぶどう畑を持ち、現在は他のワイナリーへ醸造委託していますが、2022年から醸造施設の建設にも着手されるそうです。
ぶどう畑には、化学農薬を使わず、無肥料で除草剤も使っていません。畑の土を傷めないようとの配慮から重機も一切使っていません。
そうやって大切に育てられた健康なぶどうのみを野生酵母で発酵させ醸造しています。ぶどうの房についた野生酵母は、その土地の土壌や気候の特徴を伝えてくれます。
木谷ワインのロゴには3本の木の枝が描かれていますが、これは「木の谷」の象徴であると同時に、木谷さんがワインづくりのポリシーとして宣言している「芸術、職人技、科学」という3つの融合のシンボルです。
奈良で生まれ育った木谷さんの夢は、奈良の畑で育ったブドウから造られるワインを通じて、奈良の魅力を余すところなく伝えること。「鹿しかいない奈良」じゃなくて、これからは「奈良ならワイン」と言われるようにしたいと考える木谷さんのワイン造りから目が離せません!